CROSS TALK 01
CROSS TALK 01
ぶっちゃけ座談会
ぶっちゃけ座談会

チャンピオンヒルズで競走馬の育成に力を注いでいる
10代、20代、30代の3人のスタッフに、
仕事やプライベートに関するいろいろなテーマについて
ざっくばらんに語ってもらいました。

恵まれた環境のなか、
世代を越えた仲間どうし、
楽しく全力で仕事をしています。

ぶっちゃけ座談会(集合写真)
ぶっちゃけ座談会(集合写真)
育成部門 境晟翔 2020年入社

育成部門
境 晟翔
2020年入社

育成部門 河野桃子 2020 年入社

育成部門
河野 桃子
2020 年入社

育成部門 武井祐 2020 年入社

育成部門
武井 祐
2020 年入社

自己紹介と、今の仕事に興味をもった

きっかけについて

境 晟翔、河野 桃子、武井 祐(座談会写真:左から)

福岡県出身で、地元の中学を卒業したあと北海道にあるBTC(軽種馬育成調教センター)で1年間研修を受けてここに来ました。

河野

わたしは高校を卒業して北海道にあるJBBA(日本軽種馬協会)で研修を受け、同じく北海道の牧場で2年ちょっと働いたあと、ヒルズ(チャンピオンヒルズ)の開業と同時に入社しました。

武井

みんなちゃんと勉強してるんや(笑)。
ぼくは高校を出て、北海道にある父の知りあいの牧場で働いたのが馬と歩む人生のスタートかな。それからJRAがやってる福島の研究所に移って、一度ちがう仕事をしてみようと思って大工をしてた時期もあるよ。でも、やっぱり馬じゃないとおもしろくないと感じて北海道に戻り、29歳のころに生まれ故郷の滋賀に帰ってきてほかの牧場で働いたあと、ヒルズに入社した。通算でおよそ18年、牧場で働いていることになるね。

河野

けっこう激動の人生ですね。

河野さんが、この世界に入ろうと思ったきっかけはなんだったんですか?

河野

そもそも小さいころから動物がめっちゃ好きで、将来はムツゴロウさんのところで働きたいと思ってたくらいなんですよ(笑)。

武井

今もネコを飼ってるもんね。

河野

はい、北海道で飼ってたネコをフェリーに乗せて連れてきました。で、馬の仕事に就きたいと思ったのは、父が見ていた競馬中継を偶然に目にして「カッコいい」って思ったからです。晟翔くんの場合はふたつ上のお兄ちゃんの影響なんよね。

武井

若くして海外に飛び出して、今やアイルランドの名門厩舎で働くホースマンやからね。

河野

そんなお兄ちゃんがいるのは、ほんまうらやましい。

むかしからなにをするにも、兄貴のあとを追っかけてばかりで。まだ全然追いつけてないですけど(笑)。

河野 桃子(座談会写真)

どんな職場? 休憩時間の過ごし方は?

チャンピオンヒルズにて育成風景(写真)

ぼくらが所属する厩舎のスタッフの数は全員で24人。

河野

大先輩の武井さんより年上の方もいらっしゃるし、インドで騎手をしていた人もいるけど、うちの厩舎は世代や国境を越えてみんな仲いいですよね。

武井

ぼくはいつもキミらにいじられてるけどね(笑)。

施設も大きくて、ぼくたちの厩舎だけでも今は90頭の馬が在厩しています。

河野

開業時から馬房数が随時追加されて、どんどん増えて行ってます。それだけヒルズで育成してほしい、という馬主さんが増えてる証拠だと思います。

武井

開業してからしばらくのあいだはスタッフの数が足りなくて、仕事が大変でしたけど、そのときに比べたら今では勤務時間がだいぶ短くなって、お昼休みもたっぷりとれるようになったかな。

そうですよね。

河野

お昼休みってどうやってリフレッシュしてます?
わたしは車で10分くらいだし、家に戻って寝てることが多いんですよね。ネコに会いたいし。とにかく1秒でも長くいっしょにいたい。もしかするとネコといっしょにいるのが、いちばんのリフレッシュかも。

ぼくは場内にある寮に戻って寝ます。
たまに4時間くらい、夜より長く寝ることもあります(笑)。

武井

ぼくは基本的に車のなかで寝てるかな。そのために大きめのクルマに乗ってるくらい。
夜中から起きているから、とにかく寝るのが最高のリフレッシュやね。
あと、YouTubeでアニメとか見て気分転換することも多いかな。

河野

お昼ご飯はどうしてます?
わたしは家で自炊して食べることが多いんですけど…。

ぼくはヒルズの食堂で、おいしいご飯をいただいています。お気に入りはチキン南蛮です。

武井

ぼくはから揚げ。
社長がレシピを考案されたそうやけど、めちゃくちゃおいしい。
秘伝のから揚げが500円で食べられるのはむっちゃうれしい(笑)。
量も多いし、ご飯も食べ放題やし。

河野

そうなんですね。しばらく行ってないので、今度また行ってみます。

ヒルズのあるところってどんなとこ?

境 晟翔(座談会写真)

武井

もともと滋賀県の生まれでこの辺のこともよく知ってるけど、とても生活しやすいところです。
ほどよい田舎というか、駅も近くて世の中から隔絶されたみたいな感じもないし。
近くに遊べるところもあるから、ストレスもたまりにくいと思います。

牧場からコンビニが近いのも北海道ではあまりないですよね。

河野

わたしが住んでるJR堅田駅のまわりには食べるところも飲み屋さんもたくさんあって、むっちゃいいですよ。
厩舎の若い子たちと飲みに行くことも多いし。

武井

河野さんは京都出身やけど、京都市内に遊びにいくこともあるの?
京都までは車でも電車でもそんなに時間がかからないし。

たまにご飯食べに連れていってもらっています。

武井

そうなんや。オススメのお店とかある?

河野

いや、北海道生活が長かったんで、京都のお店とか実はあんまりよく知らないんです。

武井

なんや。

だからスマホを見ながら、いっしょにお店を探したりしています。

武井

これまでいたほかの牧場に比べると、ヒルズはめちゃくちゃ恵まれた環境にあると思うよ。
あとふたりともまだ独身やけど、滋賀県は家族で暮らすにもいいところやしね。
琵琶湖をはじめ自然が豊富やし、子育てにもとてもいい条件がそろってる。

河野

へぇ~。そうなんですね。

武井 祐(座談会写真)

人生のターニングポイントと感じたのは

どんなとき?

境 晟翔、河野 桃子、武井 祐(座談会写真:左から)

河野

わたしはさっきもいったけど、競馬中継を見たとき。

ぼくはマリアライトが宝塚記念で勝ったときですね。2016年のことなんで、小学生のときです。

武井

えらい早いな。

母方のおじがマリアライトの一口馬主をしていて、テレビの前で家族みんなで応援していたんです。
そのおじさんには佐賀競馬場によく連れていってもらいました。

河野

じゃ、小学校の卒業文集に「将来は競馬業界で働く!」とか書いたん?

そのときはキッチンカーがどうたらとか書きました。実家がイチゴ農家なので、馬の仕事を引退したらいちご大福とかをキッチンカーで売りながら、老後をゆっくり過ごしたいです(笑)。

武井

ぼくは26歳のとき、函館競馬場の馬主席に入れてもらったことかな。当時働いてた牧場の社長のコネで入れてもらったんやけど、ちょうどそのころトレセン(トレーニング・センター)の厩務員を目指そうかと悩んでた。で、実際に馬主席に座ったとき、馬主以外なら牧場のオーナーにでもならん限り、ここには座れへんなと思って。じゃあ自分もいつか牧場を開業したいと思い、その準備のためにも牧場で働くことに決めたかな。

河野

究極の夢は牧場のオーナー?

武井

そう。

いいですね。ぼくの今の夢というか目標は、アイルランドにいる兄貴のところで仕事をすること。兄貴もいつか自分の牧場を持ちたいっていってるので、それが実現したらそこに行こうかなって思っています。老後はもちろんキッチンカーだけど(笑)。

河野

わたしの老後はもう決まってて、養老牧場を自分で開いて、引退した馬たちの世話をして、ゆっくり看取ってあげるような日々を過ごしたい。

武井

ほんまに純粋に馬が好きなんやな。

仕事のやりがいはどんなこと?

河野

やっぱり、一生懸命育成した馬が勝ってくれたときですね。

武井

うん、しんどいこともあるけど、やりがいはスゴくある仕事やと思います。

ぼくは未成年だからまだ馬券は買えないけど、成人したら自分が乗ってた馬の馬券を買ってみたいです。

河野

武井さんは今までに万馬券を当てたことはありますか?

武井

ほかの牧場にいたときにあるよ。でも、それは馬ががんばってくれた結果やからね。
万馬券が当たったことより、そっちのほうがうれしかった。

河野

そういえば晟翔くんがこのあいだ乗ってた馬が重賞レースで勝ったね。
そのとき、この馬が勝つっていう感触というか手応えはあった?

やっぱりありましたね。がんばって乗ったかいがありました。勝ってくれてうれしいです。

武井

晟翔はほんまに馬に乗るのが上手やからね。うちの厩舎で一番やと思う。

いえいえ、とんでもないです。あと最近競馬の人気が出てきて、地元に帰ると女の子のファンが多くてなんかうれしいですね。全然モテませんけど(笑)。

武井河野

なんやそれ(笑)。

境 晟翔、河野 桃子、武井 祐(座談会写真:左から)

むかしの自分に会えたら、

どんな言葉をかけたい?

境 晟翔、河野 桃子、武井 祐(座談会写真:左から)

河野

「英語の勉強をしっかりしといたほうがいいよ」って強くいいたいですね。今、インドの人と一緒に仕事をしているけど、英語ができないと伝わるものもちゃんと伝わらないので。
北海道の牧場にいるときはフィリピン人のスタッフがいて、その人は完全にネイティブの英語だったのでほんとうに大変でした。

武井

牧場で外国人と仕事をする機会が増えてるからね。うちの厩舎にも今はインドの人が何人かいて、その前はアルゼンチン出身の騎手がいた。ところで晟翔のお兄ちゃんは英語ペラペラ?

いや、そんなことはないと思います。多分、仕事で使う英語しかできないと思います。

武井

確かに、なんだかんだで伝わるんやけどね、そもそも専門用語とかは英語やし。でも、馬主さんの大切な馬を預かってるんやから、仕事においてコミュニケーションを雑にすることは許されないからね。ちょっとした連絡ミスが大ごとにつながる可能性があるわけやし。

河野

そうですね。わたしも相手と話がかみあってないなと思うときは、日本語ができる人にかならず通訳してもらうようにしています。

武井

この仕事にコミュニケーションはほんま大事で、その基本はあいさつやと思う。
だから、しっかりあいさつできる人に入社してほしい。

河野

そうそう。あと、朝が早い仕事だから寝坊することがあると思うけど、そのあとにしっかり「すいません」って言えるかどうかが大事だと思います。

話は戻りますが、ぼくも英語のほかにも中学時代にもっと勉強しておいたらよかったと思いますね。でも、もし高校に行っていたとしても、馬にかかわる仕事に就いていたと思います。

武井

ぼくも中学か高校のときの自分に会ったら「まじめに勉強しろ!」と説教してやりたいね。
正直、学歴とかはあまり関係のない仕事やけど、でもどんな仕事をするにせよ、学んでることが多いとそれだけ選択肢が増えるいうことやから。もちろん今の仕事にはとても満足してるけど、いろんなことを学ぶと自分の可能性が広がるからね。だから河野さんも晟翔も、今学べることがあったらなんでも貪欲に学んどいたほうがいいよ、まだ若いんやし。

河野

がんばります!

武井

ぼくもがんばります!

境 晟翔、河野 桃子、武井 祐(座談会写真:左から)
境 晟翔、河野 桃子、武井 祐(座談会写真:左から)
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